岩屋の感性

 コロナ騒ぎで去年は5月予定が9月に延期になったけど今年は7月にできた。なのでまあ、去年よりもはマシなのかな、とも言えない。4月17日から7月8日まで使用禁止でまだ再解禁となったばかり(中2日間だけの解禁あったけど)。

 五輪に合わせたように東京で感染者急増していつまたこちらに飛び火するか、いつまた使用禁止になるかカウントダウンが始まってる。4連休に続いて夏休みなんだから、まあ減ることはないんだろうね。

 そう、五輪といえばクライミングもある。しかしなあ、あんまり盛り上がらないんだよなあ。ひとつはトップ選手のパフォーマンスはワールドカップでいつでも観られるし、もうひとつはあのスピード競技。あれはなんか違うんだよなあ。やったことないというのもあるけど、それ以上に岩屋の感性に合わない。やってみたいと感じない。

 さらに言えば、スピードクライミングに限らず五輪自体に違和感がある。競技を見る面白さではなくて日本が勝ちさえすれば良いという風潮が気持ち悪い。どんなスポーツでもみんな自分のために打ち込んでいるはずで、日の丸背負ってお国のために戦うワケじゃない。 

 何のために登るのか、何故そんなにクライミングにこだわるのかは人それぞれ違うだろうけど、お国のために登っているヤツはいない(と思う)。そんなモチベーションじゃやってられない。なのに五輪が始まったら金か銀かそれともメダルなしかなんてところだけが注目されてしまう。

 まあ、メダリストが出れば少しはクライマーも胡散臭く見られなくなるかもしれないけど。そういう意味では勝ってもらえば我々も今後は若干良い環境で登れるようになる可能性はある。良いことばかりとも限らないが。まあ今から期待や心配はするもんじゃない。しかし何にしてもあのスピードクライミングってのはなあ・・・。