コロナ明け

 コロナの影響による初めての消防署使用禁止は2年以上前の2020年4月12日。一時的に解禁になってもまたすぐ使用禁止でこの2年間ほとんど登れなかった。その間に諏訪のジムも撤退してしまった。ただまあねえ、世界で630万人、アメリカで100万人、日本でも3万人の死者が出たことを考えれば贅沢言えない。そう、クライミングは贅沢なのです。

 クライミング出来なきゃ生きていけないというのも分かるけど、三度の飯が食えて戦争がなければ大体は生きていける。身体こわしたり、歳とったり、その他諸々の事情で登れなくなることはよくある。そうなった時に何ができるか、何をしたいかで人生の真価が問われる、なんちゃってね。

 2年間の空白に不安がありホールドのボルト緩みを確認した。しかし壁ができて13年、FRP自体の耐久性どうなんだろう。テープ課題のテープはほぼ剥がれてしまった。貼りなおすか新たな課題を設定するか、どうしよう。そもそも今のホールドは2018年、つまり4年前にルート設定したもの。そろそろ設定変更したい。贅沢な遊びを楽しむためにはそれなりの手間がかかる。

 しかしホントにこれでコロナは明けたのだろうか? 新たにおとろしい変異株は出てこないのか。コロナじゃない違う感染症が流行ったりしないか。言い出すと「アツモノニコリテナマスヲフク」だね。とはいえとっかかってからまた使用禁止じゃとても面倒。でもまあ、人生ってのはそういうモノだよね。